前立腺がん

前立腺がんについて

前立腺に発症するがんで、男性特有のがんです。前立腺がんの患者さんは年々増加していて、現在男性でかかるがんでは、2番目に多いです。前立腺がんは高齢者に多く発症するため、人口における高齢者の占める割合が高くなるほど前立腺がんの患者さんも増加します。また、血液中の前立腺特異抗原(PSA)の値を調べるPSA検診が普及したことも要因のひとつであると考えられます。
前立腺がんは主に外線(辺縁領域)に発生します。他の臓器のがんとは異なり、ゆっくりと進行するため、早期に発見できれば完治が可能ながんです。しかし、初期には自覚症状がほとんどないため、発見が遅れることがあります。進行すると骨や臓器に転移することがあります。治療は、手術、放射線、ホルモン療法などがあげられます。がんの進行具合や悪性度によって治療の選択が異なります。早期発見のためにも50歳を過ぎたらPSA採血を1年に1回は受けるようにしましょう。